スウェーデンの代表的な老舗陶器メーカーのグスタフスベリが1970年代に製作した一風変わった陶板です。同社は日常的な食器を製作することが多かったメーカーで、陶板は比較的珍しいものです。背面にあるNorrbottenとはスウェーデン北部のノールボッテン地方のことです。Åkerbärとはスウェーデン語で「キイチゴ」の一種です。
非常に大型で重たい陶板で、フィリグリー細工の一種で銀彩が施されています。背面の金具は縦向きに設置されていますが、外して横向きの穴に装着することも出来る少し面白い作りになっています。表面の絵柄も横向きでも縦向きでも違和感がないよう上手に配置されています。表面隅にはデザイナーのハインツ・エレットのイニシャルサインであるHEが刻印されています。
■詳細
メーカー：Gustavsberg / グスタフスベリ
デザイナー：Heinze Erret / ハインツエレット
年代：1972〜1985年
製造国：スウェーデン
コンディション：
製品の特徴として表面の銀彩とその周辺とでムラが見られます。背面に経年のスレがわずかに見られ、針金部の右側にわずかに欠けが見られます。全体的には製造時の姿をそのまま留めた良好な状態です。
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