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【銀次くんのこと】ご依頼者様からのメールを抜粋
サバトラ 男の子 5才 2023年10月8日虹の橋へ
2018年雨降る夜中、体じゅう油まみれ、肉球もボロボロ、歩くのもやっとの生後5カ月ほどの痩せた猫が新聞店に辿り着き新聞紙の上に倒れ込みそのまま朝まで寝込んでしまう。夜が明けてことの顛末を知った優しい所長さんご夫婦と今回のご依頼者さん（新聞店で働くスタッフのお一人）の尽力で命をつなぎ、銀次と名付け看板猫に。
その後晴れて所長さんの家猫ちゃんとなり幸せな日々を送りますが、2歳のころ、白血病が発覚。それから数年経った、2023年秋には病状が悪化、医師より安楽死を勧められるほどに。しかし”注射1本で命を奪ったら一生後悔する”とのご夫婦の強い意志で最期まで看取ることを選択、そして、ご夫婦のお休みの日曜に日を選んだかのように虹の橋を渡っていきました。
銀次の亡骸は、不思議なことに長く真っすぐで立派なシマシマの尻尾をピンと立てていました。きっと元気に虹の虹の橋を渡っていったのだ、とご夫婦は思ったそうです。銀次の人生はたった5年でしたが、あの油まみれの姿でそのまま道端で亡くなって当然のような状態にもかかわらず、なんとしても生きようと必死にさ迷い歩き、辿り着いて幸せを掴み、出会ったみんなに生き抜く感動を与えてくれた賢くて決して
忘れる事のできない特別な猫ちゃんだったのです。
【制作者より】
一生懸命生きようとした小さな命、無償の愛でそれを守ろうと必死に応援した優しい人たちのお話は私が抜粋した上記の文章の何十倍も感動的なものでした。
また一つ、感動的な猫ちゃんが私のもとを訪ねてきてくれたご縁にお応えできるように心を込めて制作させていただきます。
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